KBS発達教育支援研究所紀要
ISSN 2759-4149
オンラインジャーナル
出版者:KBS発達教育支援研究所
出版地:福岡県北九州市小倉南区
当所の研究成果(事例研究、文献レビュー、総説、書評論文、図書紹介等)及び関連論文・記事を掲載します。
年1号発行。
第2号掲載予定論文・記事の早期公開はこちら
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最新号(第1号)<目次>
園山繁樹 / 小学校入学を契機に場面緘黙症状を呈した女児の母親に対するオンライン・コンサルテーション
野口幸弘 / チャレンジング行動支援の現状と課題―障害福祉との関連―
辻田和彰・辻田那月 / 場面緘黙児の保護者の声を教員に伝える重要性―場面緘黙親の会会長による特別支援学校教員に対する研修会を通して―
園山繁樹 / (専門図書紹介)Selective Mutism: An Assessment and Intervention Guide for Therapists, Educators, and Parents: Revised and Updated Edition (2023)
園山広子 / (絵本紹介)『ありがとう、フォルカーせんせい』
<編集規定>
本誌はKBS発達教育支援研究所(以下「当所」)の研究紀要として、原則1年1号をオンラインにより発行する。
英語表記は Bulletin of KBS Research Laboratory for Human Development, Education, and Support とする。
本誌は当所の研究成果、並びに関係する論文・記事を掲載する。
本誌に掲載する論文・記事は、未公刊の日本語で書かれた事例研究、調査研究、文献レビュー、総説、実践報告、書評論文、図書紹介など、オリジナルな論文・記事とする。
未公刊の論文・記事とは、内容が過去に刊行物において未発表の論文・記事をいう。但し、学術集会での発表、電子的に公開された学位論文、及び研究助成費に基づく研究報告書の内容は刊行物における公刊としない。
人権を侵すことにつながる内容の研究や表現は認めない。
掲載後に研究倫理に違反する行為が確認された場合は、当該論文・記事を削除する。
本誌に掲載された論文・記事の著作権は当所に帰属する。但し、著者が出典を明示して自著論文を印刷配布(無償)・転載したり、自身のホームページに掲載する等は、当所の許諾を必要としない。
本誌の編集責任者は当所代表者とする。
本誌に掲載する論文・記事は当所の代表者及びサポートスタッフが執筆したもの、並びに編集責任者が執筆を依頼したものに限る。
<創刊の動機>
当所代表者が影響を受けた心理学者の一人は米国のJ.R.Kantor(1888-1984)です。カンターは行動心理学 Interbehavioral Psychology を提唱し、1920年から1959年までインディアナ大学で心理学を教えました。影響を受けたのは Interbehavioral Psychologyの考え方ですが、もう一つはカンター自身が出版社を共同設立し、学術雑誌 The Psychological Record を1937年に創刊したことでした。The Psychological Record は今では行動心理学・行動分析学分野の重要雑誌となっています。出版社を立ち上げることはできませんが、雑誌の創刊をこの研究紀要で実現したいと思ったのです。掲載するのは主に当所代表者が執筆した論文になりますが、読んでいただいた方の研究・実践・思索に何らかの貢献ができれば幸いです。
影響を受けたもう一人の心理学者(応用行動分析家)はS.W.Bijou先生(1908-2009)です。1997年にビジュー先生をネバダ大学リノ校に訪ね直接その人柄に触れ、文献から受けた以上の影響を受けました。
〔参考〕
カンターに関するWebサイト(作成者:Bryan D. Midgley, Ph.D.) https://kantor.weebly.com/
園山繁樹(1992)「相互行動的アプローチ:Jacob Robert Kantorの遺産」 中国短期大学紀要, 23, 87-98.
ビジュー著(園山繁樹・根ケ山俊介・山口薫訳)(2003)『子どもの発達の行動分析(新訂訳)』 二瓶社.
園山繁樹(2010)「ビジュー先生に捧ぐ」 行動分析学研究, 24(2), 53-55.